出会う日
欠けて行く月を眺めながら、月に立って見たら地球はどんな姿に見えるんだろう?と考えていました。
月から見たらこの皆既月食は皆既日食に見えるはずです。
ふだん見えている太陽の姿がどんな風に見えるのかな?
月の一日は29.5地球日で、約15日間の昼と、約15日間の夜を繰り返しています。
その長い昼の真ん中で、急に太陽が地球の影に遮られて行く様子。
ボクは屋久島で体験したあの日を思い出していました。
一番近い天体なのに、私たちは月の事をほとんど知りません。
まるで「自分自身」のような月の存在。
この皆既月食は、そんな事を思索させてくれました。
私たちが地球に見る様々な風景や人や生き物の姿。
それらは太陽という「光の根源」の反射する姿。
「光」が作り出す陰と陽の織りなす模様に、
夜空に輝く「月」の姿を重ねて見ます。
私たちが地球だと思っているものは「月」で、
あの夜空にある星が「わたしたち」なのではないだろうか?
「あなたとわたし」が入れ替わって、「ひとつ」に出会う日。
その象徴的な宇宙的イベントだったような気がしています。
よわいちから マシマタケシ展 cafeSlow 2012.1/17~22
マシマタケシのホームページ
by prema-maaru
| 2011-12-12 08:53