森へ還ろう

白谷雲水峡にある原生林歩道を歩いて来ました。
わずか2〜3時間の散歩でしたが、私の心身はゆったりとくつろぎました。
海は「産みの母」であり、森は「育ての母」であります。
しかしそれはどちらも分ける事が出来ない、ふたつがあってひとつの「母」です。
私は、森にいる間に自分がまるで海の中にいるような錯覚を何度もしていました。
森の空気は、薄い海水のように私の体にまとわりついて来ます。
目を閉じて、顔にかかるそよ風、鳥の話し声、沢を下る水、香しい苔の香り、を感じます。
そうすると、森という存在は、私たちを包んで優しく治療をしてくれるのが分かります。
一瞬一瞬が意識的になり、この瞬間が永遠の「いま」で在る事を思い出します。
目の前には何万年も動かないでじっとしている巨石があり、その横に千歳に達する巨木があり、足元に今年芽吹いた若葉があり、それをこないだ生まれたばかりの私が見ています。
この森にはずっと、時間というものが無く、ただ互いに関係し合いながら、ただ起きたり滅したり。
銀河の縮図であり、宇宙そのものである森。
そして、私たちも宇宙そのものでありますから、それを思い出すために。
森には人間を覚醒に導く力があると思いました。

by prema-maaru
| 2009-11-06 06:56
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