カメラという眼
いっちゃんが新しいデジカメを買ったので、夕べは初撮影で盛り上がった。
カメラ自体が高機能なので、何を撮っても味わい深い写真になる。
見慣れた室内や私やいっちゃんの「一瞬」が切り取られた画面を見ていると
「私」の眼に映っているものとカメラのモニタに写っているものが違う。
いっちゃんが撮った写真を見ても、私が見ているものと違う。
このかすかな違いが、それぞれの個の違いなのかも知れない。
今まで写真にはあまり興味が無かったが、撮る人によって違う世界を写せるカメラは、ある面で「それぞれの世界」を共有出来る道具なのかも。
絵のように大きな違いでは無く、かすかな違いに、他人の宇宙のリアルさを知る。
一瞬一瞬に切り取られた世界は、永遠にいまここの風景を映し出している。
by prema-maaru
| 2009-11-09 06:44