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共有する生命




引っ越しの様々な手配が終わったので、あと二週間はひとつひとつ屋久島を噛み締める時間に使って行こうと思っています。

一昨日の大川の滝もそうだったけど、目にする多くのものが、とても新鮮に映ります。

春田浜で昼寝をして、水面を舞う波を見つめていたら、ずっと気づかなかったものが又見え出しました。

凪の水面に微風が模様を作り出すと、陽が編み目を描き、透けて見える砂にいろんな色を浮かべます。

少し見る角度を鋭角にすると、水がとろとろになって沢山のひだが表れます。

同じものを観ても幾通りにも見る事が出来るから、ボクはここに座って何時間でも楽しんでいられると思いました。

節分を過ぎて急に春めいたから、少し風があっても野外にいるのが気持ち良い。

それまでの太陽はひりひりする感触でしたが、今日の太陽は暖炉のように優しい肌触りでした。

そういう「違い」を丁寧に愛する様に感じている自分を観たら、屋久島に来た当時の事がありありと蘇って来ました。

渡り鳥が新しい大地に降り立つ時、飛び立つとき、細心の注意を払っているような感覚です。

ボクは屋久島に来て、自然達とのこういうつき合い方を学んだので、今ではどんな場所へ行っても、たとえそこがビルの中でも、目にするもの、耳に入るもの、触れるもの全部を「創造物」と思う様になりました。

自然が作ろうが人間が作ろうが、同じ宇宙の奇跡が働いていなければそこには無いでしょう。

そんな事を感じていました。

大川の滝でいっちゃんと同時に包まれたぽめろん。

それまでボクは「ひとり」で居る時にしかそれに包まれた事はありませんでした。

その前後に誰か居ても、その時には不思議に誰も居ないというのが決まりだったんです。

でも今回はいっちゃんとふたりで、まったく同じものを観ていたのです。

この感覚をボクは「個人の内面で起きた事」かも知れないと感じていたんですが、今回の事件(笑)によって、複数人で同時に共有できるのだと知りました。

「全部自分で、だから自分が消滅する」という感覚の中に居る他人は、その意識の中に置いては「他人」では無く、風景のようなものになります。

滝を見つめるいっちゃんを観た時に、ボクはとても美しいと感じていました。

その美しさは、個人的な感覚を離れ、森で鹿に会った時のような神聖さを持ちます。

いっちゃんがひとつの生命としてそこに居ました。

ボクの妻であるとか、女性であるとか、いっちゃんであるとか、そういうものが無くなり、ひとつの生命になり、だからこそ大きな存在感を放ったのです。

屋久島と言う「生命の島」の入り口を通り生命を知り。

出口で感じた生命はそれよりももっと深く大きくなっていました。

普遍性と偏在性を持ち、ボクの新しい感覚器官になって、新しい航海に進みます。

共有する生命。

当たり前と言えば当たり前のこの認識を持ったボクは、これまでとまったく違う次元に足を踏み入れたのかも知れません。

出会う人、出会う事、全てが輝いているようです。

ありがとう!ありがとう!!

ぽめろんになったボクが飛び立ちます。
by prema-maaru | 2011-02-07 07:08 | Comments(4)
Commented by へそまんじゅう at 2011-02-07 09:24
マシマシといっちゃんを祝福します!
へそまんじゅうもお二人から大きな勇気と感動をいただきました。本当にありがとうございます。
ひと連なりの生命として涙が出るほどの喜びを感じています。
ひとの幸せを喜ぶっていうのはこういう事だなって改めて気付かされました。唯一の実在である生命への回帰っていうのは誰にでも可能だという希望をもいただきました。東京でまた、新しくて真実に満ちた生命のエネルギーを放射してください。へそまんじゅうの里は、今吹雪で荒れていますが、それでも太陽はしっかりと輝き続けています。へそまんじゅうも正直で居られるようがんばってみます!!
Commented by エフマロ at 2011-02-07 10:47
生命って美しいね

マシマシのを読んで、
へそまんじゅうさんのコメント読んで、

清々しい 気持ちいい 美しさが入ってきました!

ありがとう!


自分という存在が消えて 目の前に映る全てがホールされた感覚、時折、感じます。


この今のあったかい気持ち、素直に大切にしていきます!
Commented by prema-maaru at 2011-02-07 13:19
へそまんじゅうさん。

おひさしぶりです。
まだ吹雪いているんですね。
日本は広いな〜
これからもよろしく。
Commented by prema-maaru at 2011-02-07 13:21
エフマロさん。

頻繁に遊びに来てね。
ありがとね〜