2012年描き初め〜育む
2012年最初の絵は沖縄から来てくれた「ほこぴー」です。
とてもイイ時間を過ごせました。
ありがとね〜♪ほこぴー
年が変わると気分も変わる様な気がします。
毎日新鮮な毎日である事には変わりがありませんが、ボクは個人的にこの年末年始がとても好きです。
今年はどんな一年になるのだろう?どんな気持ちで送ろうか?と思い巡らすのが楽しいのです。
ここ数年、年明けに巻いた種が春と夏にすくすく育ち、秋に収穫し、来年の種を秋冬に磨く。
というサイクルが続いていて、まるでお百姓さんのように一年を送っています。
先の事、未来の事はまったく読めませんが、その流れだけはどんな事があっても途切れません。
冬至、春分、夏至、秋分という、四つの区切りがボクの中でとても大きな「節」になっているのを感じています。
個展の準備はほとんど終わっていて、あとは細々とした支度を残すのみです。
年明けに「かきぞめ」がてらに数枚描こうかと思っていたんですが、正月になったらストンと気が抜けてしまって、
集中して繋がる事が出来ないな。と思ったので、今後は「かおの絵」に集中してコンセントレーションを高める事にしました。
この二ヶ月、まるでボクサーが試合に臨む様な心境で作り上げて来ました。
ずっと毎日絵を描いていますが、それはブログ用のCGで、展示用の手描きの絵はまったく違います。
ウェイトトレーニングだけしていてもその筋肉は実戦に使い物にならない訳です。
かなり長い間CGをメインに描いて来たので、手仕事の勘を取り戻すのに苦労したし、
一枚一枚まったく違う取り組みなので、その度に「壁」に挑む様な日々でした。
振り返って見れば、ボクが今まで「超えようとはしないで居た壁」を気づかないまままたいで居たのを感じました。
身体も壊し狂気の寸前まで行きましたが、いまはとても静かな心身が戻っています。
一年に一度位は自分をとことん追い込むサイクルに入っていて、それが悩み等気にならない精神を作ってくれています。
悩みを避けるのではなく悩みに突進して行くので、悩みは逃げてしまうんでしょう。
「ものを産み出す」というのはとてもイイもんだと思います。
考えて考えて考え尽くしても「作って表して」行かなければ、いつしかその人の精神に歪みが出るのではないでしょうか?
別にアートに限らず、ものをかたちにして誰かに振る舞うようなモノを持っていたら、バランスのとれた心身になれるように思います。
野菜栽培でも料理でも、身近で出来る事を今年の「楽しい目標」にしてみたらいかがでしょうか?
逆にそれが自分を知らない間に育ててくれるのだと思います。
よわいちから マシマタケシ展 cafeSlow 2012.1/17~22
マシマタケシのホームページ
by prema-maaru
| 2012-01-03 15:19