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よわいつよさ




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ボクはずっと「天使」を描いて来ませんでした。

むしろ避けて来た様に思います。

宗教のイメージの強い「天使」は、それを描くだけである一定の「世界観」が出来てしまうから。

ボクの感じている「生命力」は、宗教の世界観ではとうてい描き切れない「なんでもかんでも」であり、

「真・善・美」や「聖」は、ある一部分でしかないと思っています。

闇に対する光とか、悪に対する正義とか、それは宗教の作った仮想世界のようなもののように感じています。

「天使」を描かない事でボクはその古い価値観に抵抗したかったのかも知れません。

しかし今回の個展のテーマ「よわいちから」が降って湧いて来た時に、どうしても「天使」を登場させない訳には行きませんでした。

相反する二つの極を結びつける者として、まだ現れていない「別の者」としてです。

ですから、これらの天使たちがどういうキャラクターなのか?それはボクも分かりません。

ただ予想すると「まったく予想出来ない者」としか思いつきません。

自然の大きなゆっくりとした力を「よわいちから」としたら、人類は総じて「つよいちから」の者たちです。

人間は幸福を思い描いて努力すると、結果的に自然に逆らってしまいます。

やっと最近、そのパラドックスを自覚し「ほどほどにしよう」という事を言い出しています。

しかし強力な力で猛進して来た勢いにブレーキを掛けるのは大変です。

そしてこれまで何千年もそうだったように、たとえ「善い事」をしようとしても、結果的に自然に反する勢力になってしまう可能性が多いにあります。

それほどまでに人間は「反自然」の存在なのかも知れなくて、それを思うと深い悲しみが湧いて来ます。

ただボクはこのままこの物語が終わるとは到底思えません。

あまりにも自然すぎて「見えない聞こえない感じれない」という「自然の生命力(よわいちから)」と人間の「つよいちから(心)」を併せ持つフュージョン(双性)を、ボクは「天使」だと思いました。

生命の声を聞き、知性で行動し、自然科学を操る者たち。それが「天使」です。

ここまで行き着いた所で、よわいちからはアっというような手を使って天使たちを産み出そうとしているような気がします。

科学的知識が宇宙を解明し、意識と物質が同じ線上に上がったら、天使の誕生は間もなくです。

しかしそれはどこかの誰かでは無く、あなたやわたしや世界中の人たちです。

そしてそれは「誰か」なんじゃ無く、わたしたちの「生命力」の中から生まれる者らしいのです。

この個展に居る天使たちには、そんな「物語り」を持っているのです。









よわいちから マシマタケシ展 cafeSlow 2012.1/17~22


マシマタケシのホームページ
by prema-maaru | 2012-01-10 06:04 | Comments(4)
Commented by あおやなぎ晶 at 2012-01-10 11:58
はじめまして。
昨日東京稲城して冨田貴史さんのお話会を開いた者なのですが、冨田さんからマシマさんのことをお伺いしました。
よわいちから、というタイトルの意味をおしえてもらって
とてもこころに響きました。
個展に伺わせてもらおうと思っています。

そして冨田さんのお話会の感想を書いた自分のブログに
マシマさん個展のリンクもちょこっと貼らせていただきました。
ちょうど近いので響く方もいるかもしれないと思いました。
ご了承願えますでしょうか。

わたし自身も一応作家でカフェスローでも11月末個展予定しています・・今後ともよろしくお願いします^^
Commented by prema-maaru at 2012-01-10 14:20
おあやなぎ晶さん。

はじめまして!コメントありがとうございます。
個展会場でお待ちしております。うれしいです。

リンクもありがとうございます!
ご縁がある方がひとりでも多くいらしていただける事を願っています。

本当にありがとう!!
Commented by 今頃ですが~ at 2012-01-10 22:19
ひさのです。今頃ですが~あけましておめでとうございます。「よわいちから」「ほどほど」「生命力」なんだかジャスト今の私にとってのメッセージだったような気がします。いよいよ来週個展ですね。伺おうと思ってます。再会を楽しみに~
(あとでブログにも書きますね~)
Commented by prema-maaru at 2012-01-11 06:06
ひさのさん。

今年もよろしくお願いいたします!
ブログに書いていただけるの嬉しいです。
多くの方に観ていただきたいです。
ありがとうございます。

お会いするの楽しみにしてますね。