人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ことほぎ





ことほぎ_f0179615_154440100.jpg






いま話題になっている映画「THRIVE」を観ました。

内容的にはさほど目新しくは無いものの、良く編集されて分かり易い構成になっていて、
このようなリーク映画の成熟度に、時代が極まった事を感じました。

ぜひ親子でカップルで仲間内で観て、それぞれ意見交換なども良いのでは無いでしょうか。

序盤で作者が子供の頃にバスの中から見た「光」が、宇宙の構造の基礎を成しているという直観から物語が始まります。
それは「トーラス(ドーナツ状)」のエネルギー場です。

トーラスのエネルギー構造がミクロからマクロまで同じ様に浸透し、生命もモノもその設計図で描かれています。
その壮観はあっけにとられるほど見事な「美」となってちっぽけな自我を飲み込んでしまいます。

それを目の当たりにすれば、モノはもはやモノとは呼べず、「言葉」というか「意思」の現れにしか見えなくなります。
宇宙はその意思が様々な幾何学や数を当てはめて作り上げた芸術作品であり、その素材は「生命力」です。
「生命力」ですからモノではありません。
よって「この世は幻」といういにしえからの格言が生きるのです。

私たちは普段モノの外側を見ていますが、それがつかめるとモノの内側や「意図」も同時に観る様になります。
目に見えるものも見えないものも全く「見え方」が変わってしまいます。

全てのモノは奇跡的に簡素に創られた万華鏡の模様のように刻々といろやかたちを変えて行くのが分かります。
そして全てがその完全な意思で統一された完璧な「言葉」だったと知る訳です。


でもそれをどうしたら実生活に活かせるのか?

それは「知って」「生きること」の他は無いように思います。
それぞれがそれぞれの場所で今まで通りに「知りながら生きる」こと。

それこそが大きな変化につながる唯一の方法のように思います。

そしてその変化はすでに始まっていますので、どうしようとかこうしようとかしないで、
自分の生命に正直で素直で居たいと思うのです。

それが「準備」であり「成長」の姿だと思います。


*「いろちをえがくワークショップ」では「内側を観る」という体験をシェアしています。
 名古屋の個展期間中にワークショップを二回開催いたします。





よわいちから 金星 in 名古屋
2012.4/5~4/15 トライバルアーツ


マシマタケシのホームページ
by prema-maaru | 2012-02-24 06:01