結晶

絵ではかなり表現出来ても、それを言葉に出来なければその絵は完成しないと感じています。
言葉にすると言っても、別に絵の解説をするとか説明をするとか言う野暮な事では無く、その絵が湧いた元のさざ波のようなものを同じベクトルで表現したいのです。
詩にすれば容易いのですが、絵とは描かれた詩だと思うので、それも不粋です。
優しい言葉にして、それを光にして元のさざ波に溶け込ませる事で、本当の絵は完成すると思うのです。
その場合の絵とは、もう紙や板や岩に描かれたものでは無く、確実な力をもつ「意識」に変容しています。
どうしてそう言えるのか?と聞かれれば、古代人たちの描いた絵にはそのような力を感じるし、それが現代も活きているからです。
絵を言葉にすると言いましたが、別にそれを書いたり誰かに話す必要は無く、作者自身が確信するば良いのです。
滴り落ちた雫が水晶に結晶化するような、鍾乳洞の一滴が垂直に立ち上がるような、長い長い時間であり、一瞬の魔術であり。
この世界の数々のマニ(石)たちは、いにしえの人々の意識が結晶になったものなのでしょうか。
いや、きっとそうに違いありません。
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絵を描く事
by prema-maaru
| 2015-01-28 13:18
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