来週から名古屋

この絵は「花精神」の元になったカタチです。
いつもこんな漠然としたものから絵を描き始めます。
行き先の分からないまま、この切符を握りしめての旅が始まります。
来週の金曜(4月10日)から、毎春好例のトライバルアーツの個展が始まります。
たった三日間というあっという間に過ぎてしまう期間ですが、皆様どうぞ足をお運び下さい。
ぜひ生の絵にふれて下さい。
名古屋は自分にとって第二の誕生を迎えた場所でもあります。
紆余曲折有り、何も無くなって途方に暮れて、笑う事さえ出来なくなって着地したのが名古屋でした。2007年の11月末でした。
心身共に憔悴し切り(0になると言いますが)まさに、むしろマイナスからの毎日でした。
とにかく何か収入を得ないとと始めた引っ越し屋のアルバイトでも三日目にケガをし、使えないとなじられ追い出されるように辞めました。
イラストレーターの再起をもくろみ、いろいろなデザイン事務所や代理店を廻って営業しましたが、ほとんど仕事は来ませんでした。
名古屋ですごした一年半はボクにとって、まさに『底を打つ』という言い方がピッタリでした。
それまでは割に順調に来ていたのに、ボクは40代半ばを過ぎてから一気に奈落の底に落ちた感覚でした。
今でこそ笑えますが、あの絶望がいつも周りを取り囲む感じは忘れません。
ですからそういう人の気持ちも少しは分かるつもりで居ます。
2009年に屋久島に移住する事になりましたが、周りは『うらやましいな〜」と言いましたが、自分的には『辺境に追いやられた』という気持ちでした。
名古屋ではここ数年、毎年桜の咲く頃に個展を開かせてもらっています。(今年は少しズレましたね)
春の桜の名古屋に行く度に、ボクはその頃の事を強烈に思い出します。
また、それをしに帰っているのだとも思います。
今回の個展「ke ha hi」は、これまでの内容と少し違います。
それを言い表すのはちょっと難しいのですが、「一枚一枚を本当に『渾身』の力を使って描いた絵」だからです。
もうこれ以上何も出来ない!という所まで潜った絵ばかりです。
昨年のカフェスロー「TOTEM」から、ボクは毎回そういう気持ちで描く事にしました。
この名古屋はそういう絵しか無い、という事になります。
たった三日間ですが、ボクは毎日全力で会場を創って行きたいと思っております。
とても短いのですが、どうぞいらして下さい。
トライバルのカフェもゆっくり過ごせますので、一日がかりでお出で下さい。
心よりお待ちしております。
詳細はコチラ↓
マシマタケシ個展 at Traibal Arts 4/10~12
こよみ〜己読みシンポジウム 5月3/4/5
YOMIの記録
TOTEMの全容
壬生マシマタケシ美術館


