展示完了

カフェスローの展示をして来た。
個展慣れしていて展示作業もまったくストレス無くすいすい出来るのだが、今回はいつもと違っている。
三日前位から眠れなくなり、昨日なんかYouTubeで懐かしい歌を聴いて嗚咽して泣いた。
それはちょうど高校時代に良く聴いた曲で、田舎の部屋と初めて住んだ東京の部屋の両方の臭いが蘇った。
18歳で、これから東京に住んで自分がどうなるのか?何をするのか?全く未知だった頃の自分と向き合う。
それから35年後の自分はどうなのか?
そしてこれからどうなのか?
ちょっと久しぶりにナーバスな準備期間を経て、今日やっと壁に絵を掛け終わったら力が抜けた。
終わった頃にカフェスローのオーナーの吉岡淳さんがいらした。
一通り観て急に縄文の話をされた。
縄文と呼ばれる二万年間の社会は定住しながら採集で暮らしていた。
彼らから見たら稲作も畑も自然破壊で、全く見事な共存を実現していた。
縄文二万年から弥生二千年、彼らから見たら現代も弥生の延長なんだろうな。
吉岡さんはボクの絵に縄文を感じると言ってくれた。
それは自分でもそう思うし、自分の身体の中に残る古代の生命力がそれを現してくれるのだと思う。
そして出来るならば、縄文を香らせるのでは無く、縄文文明を作ったスピリットを現したい。
そう言ったら納得して下さった。
屋久島に二年住んだが、あの場所は「縄文を作り上げた生命力」が今なお残っている。
これからの世界があるならば、世界はそれを待ちわびているように思う。
世界が悲鳴を上げて変わって行く今、私は絵に生き返る力を乗せよう。
そういう気持ちで生きて行く、カフェスローもそうだ。
ここで個展をやる事の意味が増した。
今夜はゆっくりと寝られそうです。


