人気ブログランキング | 話題のタグを見る

気候と風土

気候と風土_f0179615_09484768.jpeg
気候と風土

これは自分が経験した事でしかないが、石垣島の気候と風土についてちょっと書いてみよう。
今は3月の後半だがこの所晴天が続いていて、気温は最高25℃の最低19℃前後である。
ただし湿度が低く60%台なので爽やかで、野外で陽に当たると半袖だが日陰や夜間は羽織物が要る。
丁度関東地方のGW辺りの気候だと思う。
この様な過ごし易い気候は4月の後半までで、そこから一気に温度と湿度が上がり熱帯感が増す。
5月の連休を過ぎると梅雨入りをし、一日中ミストサウナの中にいる様な状態になる。
6月半ばのハーリーの頃に梅雨は明けるが、そこから10月半ばまで最高気温34℃最低30℃前後の毎日が続く。
7月後半に沖にシュノーケルに連れて行ってもらった事があるが、水温も32℃ほどあり、まるでお風呂に浸かっている様だった。
水中の優雅な魚たちを、よく茹だらないなと眺めていた。
でも話を訊くと今から20年以上前までは最高30℃最低25℃位が当たり前で、夏もさほど大変じゃなかったそうだ。
毎年夏には台風が襲い、毎週の様に到来して食べる物も無くなり電気も止まる事がある。
石垣島を紹介している媒体からの印象だと、いつも青空とエメラルドグリーンの海と思われているが、実は雨や曇りが殆どだ。
ただし晴れたら気分が高揚する程美しく、それを差し引いても島暮らしは楽しい。
11月に入ると気温は少しずつ下がり、年明けの頃は寒いと思う日がある。
こちらの住まいは夏向きで風通しが良く暖房器具も余り使わない。
1月から3月頭までは実感として冬と感じる日が多い。
植物も縮んで見え、冬季も曇天雨天が多いので気分が晴れない事がある。
でもこれから4月に入り、花は咲き木々は枝葉を伸ばしコントラストのくっきりした季節がやってくる。
うりずんと呼ばれるこの時期にこちらに来れば、本当に天国だと思われるだろう。
南風(ぱいかじ)がそよぎ気分は解放されていく。
夏は祭祀のシーズンで、各集落ではそれぞれ特徴のある祭りが開催される。

マシマタケシ





by prema-maaru | 2025-03-24 09:49 | Comments(0)