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昔の話ですが、殿様が城を作ろうとした時に、まず真っ先に金具職人が呼ばれるんだそうです。

そう、襖の取っ手や柱の梁を飾る小さな金具ですね。

その金具の趣向をあーでもないこーでもないと考えて、とてもしっくりくるのが見つかったら、次に畳職人が呼ばれます。

室内の方向性がだんだん見えて来ましたよ。

そしてその後に大工の棟梁が呼ばれて、城の全体像がくっきりとします。


つまり日本式の素直な順番で言うと、そういう流れが自然なのでしょうね。

因みに西洋の城はまず外見のデザインから入るそうです。

全く逆なだけでなく、大切にしているものが全く違う事に驚かされます。

ただ現在の日本は、その順番は西洋に倣ったものに変化していて、奈良や京都にあるいにしえの建築物からしか、その順番を計り知れません。


建物みたいに大きな事は大変ですが、私たちも日常の、部屋の中に居る時間を考えたら、その選び方は出来ます。

一番小さなものから始めたら良いのでは無いでしょうか。

誰に見せる為では無い、自分が一番しっくり来るものを少しづつ選んで行けば、いつしかそれがもっと大きなものを作っている事は想像出来ます。

時間はかかりそうですが、何度も試行錯誤しながら、いずれ気持ちの良いものになりそうです。


この個展「さきふれ」も、そんな気持ちで作りました。

今回の絵に取り掛かる前に、約半年ずっと絵を描いていなかったんですが、その時間が本当は絵を作っていたのです。

初心に還る為に絵の具も筆も変えました。

慣れない作業に毎度ドキドキして、最後の絵の辺りでやっと慣れ出した位です。


どうぞお時間の許す限り、一枚一枚じっくりとご覧下さい。

このギャラリーを後にする頃には、はじめ見た絵の印象が変わっている事がボクの仕事の狙いです。

始めは見えなかった小さなものが観えて来だしたら、何よりも嬉しいです。





マシマタケシ







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Nagare regress

永劫回帰


雨が降る川になり大洋になる

陽に風に触れ再び天に昇る

雲になり雨となって山に降りる

水は集められ滝になって

全ての記憶を放つ



*販売済み












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さきふれ


誰も知らない青い夜

音も無く風も吹かず

ただ鼓動だけが響く

一筋の雫が落ちて














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δεζ

Orionの三つ星


天に輝く三つの印

あなたとわたしとその間

過去と未来と現在

こことあそことその間



*販売済み














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すめろき


天は地に映され

上は下に入れ代わる

沢山の笑顔も涙も

その空間を満たして

笑っている


*販売済み















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後戸


小さな池に映った空

覗き込む顔が見える

小さな赤いトンボが

水面に尾先を落とす

空も顔も揺らぎ行く














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site

仕手


花のように

おひさまのように

ことりのように











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月の音色


息をころして耳を澄ませば

小さくてかすかな響きが聴こえる

一度それをとらえたら

その音の出所は自分の身体

驚くほどの大きなもの



*販売済み















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ひふみ


ひふみよいむなやこと












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サンクチュアリ


わたしたちはずっと

そこにいる


*販売済み









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saihate


アインシュタイン博士の言うように

最果てはあなたの背中にある

宇宙の果てまで覗ける望遠鏡で見れば

そこにあなたが居る























by prema-maaru | 2019-12-12 17:12